前々回、前回と、2回にわたりご紹介したヒサカキ。


いろいろ調べてみると、

地域によって、呼び名だけでなく、使われて方も違うようです。



当店がのある地域(兵庫県・京阪神地区)では、

ヒサカキを仏花・墓花の一番後ろに配置し、

全体の芯に使用しています。


呼び名は、「ビシャコ」です。


メーカーカタログで「ヒサカキ」をはじめて見て

これは何?と疑問だったのですが、

造花(シルクフラワー)を見て、

ヒサカキ=ビシャコだと判明しました。


ビシャコは仏花・墓花のほかに、

荒神松(こうじんまつ)や、三宝松(さんぼうまつ)と呼ばれ、

不浄や災難を除去する神様の神棚に添えられています。


というわけで、このエリアでは、

神様・仏様、、、どちらにも「びしゃこ」が用いられてます。


ただ、関東・東北では、神棚に飾られ、

仏花・墓花には使用されていない。とか、


仏花・墓花に用いられている

中京では「チラ」、中国では「ササキ」

九州では「シバ:などと呼ばれているそうです。



と、上記エリアと全く違うタイプが関東・東北。

こちらのエリアでは、神棚に飾られ、

仏花・墓花には使用されていない。とか。



さまざまな用いられて方をしているようです。



が、当店では、しっかり芯の通った

質のよい仏花・墓花に仕立てるために、

主に仏花・墓花の裏当て用として、

また今後は、神棚用として、使用していきます。