寺院様用仏 花を制作するにあたり、
一番最初に取り掛かるのが、造花の花材を吟味することです。
まずは、机上で。
といっても、あまりに何もなければ、想定すらできないので、
ここは、造花歴、6年で溜め込んだサンプルを引っ張りだして、
あーでもない、こーでもない、とあれこれ想定をしていきます。
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その時に同時に行うことが、価格の計算です。
造花の質・価格ともに納得がいくように
計算しながら花材を決定していきます。
手持ちのサンプルで間に合わない場合は、
メーカーのカタログをパラパラめくり花材を選定します。
ただ、カタログだけだとどーしても質などわかりませんので、
実際に購入してみます。
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そして、また紙に戻って、実際に仕立ててみて…、
を繰り返して、頭の中とお花を一致させていきます。
じっくりゆっくり熟考していくのです。
はたから見れば、パパッとできそう、と思われがちなんですが、
そうでもないんです。
ここをしっかりやっておかないと、
実際に販売するときに、「こんなのお客様に出せない」と後悔することに。
自信を持ってお届けするために、「じっくり、ていねい」を
怠るわけにはいかないのです。